本気で選んだ2020年のBestドラマ12

アンニョンハセヨ。編集長の野田です。
あっという間の2021年。今年も、韓流想い出編集部をどうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、昨年2020年も、たくさんの良いドラマに出会いましたので、心に残った作品12作を挙げてみます。
順位をつけようと思うと悩みすぎてしまうので、「これはマイヒット」と直感で思ったドラマです。

 

「夫婦の世界」

夫の不倫をきっかけに夫婦の関係が崩れていく様をサスペンスタッチに演出していて、もうゾクゾクハラハラの連続でした。ヒロインはバリキャリの女医(キム・ヒエ)で、旦那は売れない映画監督。完全なる格差婚ですが、こともあろうに旦那は若い女性と不倫中。プライドを傷つけられた女性の惨めさ、沸き上がる憎悪もリアルに描いていました。なんといってもカッコよかったのは、クズ夫を知略で追い込む様です。腕じゃ勝てなくても、頭を使えば女は強いんですね~。

 

「梨泰院クラス」

主人公がどん底に落とされ…って展開は、珍しくありませんが、這い上がり方=復讐の方法が痛快で面白いですよね。悪の道に進まず、合法に。しかもあのタイミングで、あのお金で、あの株を買ってたなんて!という驚きのオチもお見事でしたし、ヒロインがこっちでしたか!ってのも意外でした。

 

「愛の不時着」

世の中にはいろんな評価がありますが、個人的にツボだったのは、「わたしは、復讐も恩返しもきっちり返すタイプなの」っていうカッコいいセリ(ソン・イェジン)。誕生日を祝ってもらうと号泣し、「誕生日が来るたびに幸せな日を思い出してしまう」と、複雑な気持ちを吐露する心理描写もすごく胸に刺さりました。

 

「サイコだけど大丈夫」

序盤で諦めなくて本当によかったです() ガンテ(キム・スヒョン)が自分の幸せのために正直に生きようと、決意するところからがもう、沼沼沼。でも、彼女のことでお兄さんとの間に亀裂が生じてしまい、ガンテが泣き崩れるシーンは、こっちまで再起不能になりそうでした()

 

「ハイエナ-弁護士たちの生存競争-

別名チュ・ジフン劇場パート1。スーツ姿の彼のカッコよさを宣伝するかのようなドラマでしたが、謎めいたヒロイン(キム・ヘス)も魅力的でした。チュ・ジフンとキム・ヘスの丁々発止のやり取りが面白いです。

 

「キングダム」

別名チュ・ジフン劇場パート2。「ゾンビものだなんて、絶対にムリ!」と思いながら見たら、あらあら。国を守ろうとする世子様の正義感に一気に引き込まれてしまいました。ロードムービーのようなアドベンチャー仕立ての展開も面白かったです。ゾンビがあまりにも俊足すぎるので、メイキング映像があったら、見てみたいです。そして、脚本家キム・ウニの天才性を再確認。映画「新感染ファイナルエクスプレス」もそうですが、韓国のゾンビって、あの首や手がカクカクする様が、何とも見ていてクセになりますね。

 

「ある春の夜に」

よくおごってくれる綺麗なお姉さんの制作スタッフなので、テイストがよく似ているのですが、チョン・ヘインの色気と男気がより増して、グッときます。大きな展開がなくとも、男女の心の機微だけを追う静かなドラマ、意外と好きです。

 

「コンデインターン」

前職でトラウマを植え付けられたパワハラ上司が、のちに部下として自分の会社にやってくるという逆転ストーリー。ここぞとばかりに復讐するんですが、やることが幼稚で爆笑の連続。コメディ作としてもツボにはハマりまくりでした。次第に元上司との関係も変わっていき、真のビジネスマンの成長物語としても楽しめます。主人公のパク・ヘジンは、本作でMBC演技大賞を受賞しました。

 

「サンガプ屋台」

予想以上に深いドラマでした。努力ではどうにもできない人々の苦しみや悲しみに寄り添い、彼らの「恨」を晴らしてあげるというヒーリングドラマです。パワハラ、認知症、不妊といった社会問題から、家族との死別、金銭問題とさまざまで、コメディのわりには、けっこう泣かせてくれます。

 

「恋愛体質-30歳になれば大丈夫-

仲良しアラサー女子3人の恋と仕事の悩みを描いたドラマで、ポンポン弾けるような会話が面白かったです。時折、格言じみた台詞も出てきてグッときます。またヒロインが新人脚本家という設定なので、ドラマの編成が決まって、撮影に入り、そして放送されるまでの過程も詳しく描かれています。

 

「君の視線が止まる先に」

期待せずに見たら、その完成度にびっくりだったのが、このBL作品です。主従関係にある高校生男子ふたりは、いつしか互いを意識し合うんですが、互いに複雑な家庭で育ったゆえに、心の拠り所も彼しかいない。だから、おかしな関係にならないように必死に隠そうとするという、プラトニックラブがとてもいじらしかったです。

 

「ドドソソララソ」

コ・アラの可愛さ、イ・ジェウクの不思議な魅力。まずはこれに尽きます。父親も家も失ったお嬢様ヒロインが、田舎で出会った人々に助けられながらポジティブに生きていくという物語ですが、ドロドロ感がまったくなく、軽快なテンポで進んでいきます。イ・ジェウク扮する主人公には謎が秘められていて、それが気になって一気に見てしまいました。

 

※追記 年始早々に見た

「誰も知らない」は最高傑作!

久々にゾクゾクしました!! 過去の連続殺人事件を追う女性刑事と、彼女を親代わりに慕う男子中学生の魂の交流を描いたサスペンスです。謎解きの面白さはもちろん、青少年の人格形成が、そばにいる大人の影響によっていかに変わってしまうのか、孤立社会の教育の闇にも焦点を当てた奥深いメッセージが込められていました。

 

 

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